こんにちは。
ゆなかほの です。
DIE WITH ZERO
ゼロで死ぬ。
こちらの本を紹介します。
一度は必ず読んでおいた方がいい本です。
お金を貯めることばかりに執着していると、
お金を使うことなくあなたの人生が終わってしまいます。
最も価値ある使い方で、
お金を素晴らしい経験に交換していきましょう。
人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。
DIE WITH ZERO
（注）この本を読み終えた時、
あなたの生き方が変わるかもしれません。
著者「ビル・パーキンス」さんはどんな人？
BILL PERKINS ビル・パーキンス
1969年、アメリカテキサス州ヒューストン生まれ。
アメリカ領ヴァージン諸島を拠点とする
コンサルティング会社BrisaMaxホールディングスCEO。
アイオワ大学を卒業後、ウォールストリートで働いたのち、
エネルギー分野のトレーダーとして成功を収める。
現在は、1億2000万ドル超の資産を抱えるヘッジファンドのマネージャーでありながら、
ハリウッド映画プロデューサー、ポーカープレイヤーなど、さまざまな分野に活躍の場を広げている。
本書が初めての著書となる。
「DIE WITH ZERO」（ゼロで死ね）本の内容・どんな本？
著者が、あなたの人生を豊かにする方法を願って書かれた本です。
この本によって、あなたが古い常識から解き放たれ、新たな視点で人生をとらえ直せるようになることを願っている。
DIE WITH ZERO ビルパーキンス
著者の素晴らしい言葉を引用しながら、
この本を紹介していきます。
「今しかできないこと」に投資する
人は老化し、いつかは誰もが死ぬ。
限られた時間のなかで、最大限に命を燃やすために、
『今しかできないことに、惜しみなく金を使え』
自分が何をすれば幸せになるかを知り、
その経験に惜しまず金を使おう。
人生の充実度を高めるのは、
「そのときどきに相応しい経験」なのだ。
金のために人生を犠牲にすべきではない、
仕事や物質の奴隷になってはいけない。
節約ばかりしていると、
その時にしかできない経験をするチャンスを失う。
その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。
人生は経験の合計だからだ。
明確な将来の計画を持ち、
同時に今を楽しむことも忘れない。
そんな生き方をしてほしい。
『ひたすら貯めて、どうなる？』
『さよなら、蓄えるだけの人生』
一刻も早く経験に金を使う
『人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」』
経験からは、その瞬間の喜びだけではなく、
後で思い出せる記憶が得られる。
金を払って得られるのは経験だけではない。
経験が残りの人生でもたらす喜び、
つまり記憶の配当も含まれている。
経験の思い出を誰かと分かち合うとき、
自分の経験を誰かに話すとき、
経験をネタにして笑い合うとき、
そのこと自体がまた経験になる。
歳をとれば取るほど、
行動に移せる経験の種類は減っていく。
老後の蓄えは必要だが、
老後で何より価値が高まるのは思い出だ。
人生の最大の目的は収入や財産を増やすことではない。
大切なのは、経験とそれらがもたらす永続的な思い出によって、人生を充実させることだ。
「早い段階」で経験に投資すると、
年齢を重ねるほど驚くほどのリターンが得られる。
「早い段階」とは「今」のことだ。
『「思い出の配当」はバカにできない』
『「老後の蓄え」より大切なこと』
ゼロで死ぬ
人生を存分に楽しむには、
無意識な自動運転をやめ、
自らの意思で思う方向に操縦していかなければならない。
必要以上に貯め込むことや、
金を使うタイミングが遅すぎるのが問題。
遠い未来の年老いた自分のために、
必要以上に今の自分から経験を奪っていないだろうか。
歳をとると人は金を使わなくなる。
喜びを味わう機会を、意味もなく延期する必要はない。
『「ゼロで死ぬ」は効率の極み』
『老後のための貯蓄は、ほとんど使わずに終わる』
人生最後の日を意識する
慎重派の人は150歳まで生きるかのような過度な貯金をしてしまう。
決して使うことのない金を稼ぐために、
人生の貴重な時間をたくさん無駄にすることになる。
富の最大化ではなく、
人生の喜びを最大化しよう。
「ゼロで死ぬ」とは、金だけの問題ではない。
限られた時間とエネルギーをどう使うか、
それが、人生を最大限に豊かにすることにつながっていく。
子供には死ぬ「前」に与える
たいていの場合、相続のタイミングが遅すぎて、
相続人は値打ちのある金の使い方ができない。
譲り受けた財産から価値や喜びを引き出す能力は、
年齢とともに低下する。
子どもが一定の年齢を過ぎると、
分け与えられた財産の価値は落ちていくことになる。
「親が財産を分け与えるのは、子どもが26〜35歳のときが最善」
金を適切に扱えるだけ大人になっているし、
金がもたらすメリットを十分に享受できるだけの若さもあるからだ。
『死んでから与えるのは遅すぎる』
『死後にもらうと、うれしさ半減、価値は激減』
年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する
今しかできない経験への支出と、
将来のための貯蓄の適切なバランスをとろう。
健康で体力があるうちに、金を使ったほうがいい。
金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下していく。
健康の向上で得られるメリットは、
今、このときから味わうあらゆる経験に関わってくる。
時間は希少で有限だ。
過ぎ去った年月は戻ってこない。
健康なうちにたくさんチャレンジしよう。
経験に重点を置こう。
どんな瞬間にも、
その時にすべき理想的な経験がある。
最適な時間の使い方を模索しよう。
『金の価値は加齢とともに低下する』
『「金」「健康」「時間」のバランスが人生の満足度を高める』
やりたいことの「賞味期限」を意識する
喜びを先延ばししすぎた後悔は、
人生の終わりに一度だけ味わうわけではない。
長い人生のなかで、何度も繰り返し頭に浮かんでくるものだ。
『死ぬ前に後悔することトップ２』
①「勇気をだして、もっと自分に忠実に生きればよかった」
②「働きすぎなかったらよかった」
働きすぎは後悔しても、
一生懸命に子育てしたことを後悔する人はいない。
人生の各段階で使える時間はそれほど多くはない。
「人生は有限の期間で区切られたいくつかのステージに分けられる」
人生の各段階の有限さを意識して、
後悔しない人生を作ろう。
『いつまでも子ども用プールで遊べると思うな』
45〜60歳に資産を取り崩し始める
老後資金を必要以上に増やそうと働き続けると、
金は得られても、それ以上に貴重なもの（時間と健康）を逃してしまうことになる。
金が増えたからといって、
必ずしも人生を充実させる経験が増えるわけではない。
ピークの年齢を迎えてもなお仕事を続けたいなら、
今すぐ値打ちのある方法で金を使い始めよう。
仕事を続けつつ、人生を充実させる体験を増やしていくために、
働く時間を減らすのも良い方法だ。
大切なのは、
金の誘惑に負けないようにすることである。
一般的に支出は、
高齢期のほうが中年期より少なくなる。
70代や80代の「やりたいこと」にそれほど費用はかからない。
老後生活で必要な金は一律ではなく、
序盤は多く、終盤になるほど少なくなる傾向がある。
全てを老後に先送りせず、
今しかできない経験をする機会を逃さないことが重要だ。
長年、着実に貯蓄をすることを習慣にしてきた人が、
突然ギアを変えて資産を取り崩すことに強い抵抗を感じる場合もあるだろう。
だが、人生を最大限に活用し、
できる限り充実したものにしたいなら、
死ぬまでひたすらに金を貯め続けるような生活はすべきではない。
使うべきタイミングを逃せば、
金の価値は落ちる。
手遅れになれば、死に金になってしまう。
『資産のピークは「金額」ではなく「時期」で決める』
『あなたが考えているより、老後に金はかからない』
大胆にリスクを取る
デメリットが極めて小さく（あるいは失うものが何もなく）、
メリットが極めて大きい場合、
大胆な行動を取らないほうがリスクとなる。
「もしあのとき思い切って行動に移していたら・・・」
と一生後悔し続けるかもしれない。
大胆な行動をとれば、
たとえうまくいかなくても、
挑戦したことを誇りに感じられる。
全力で取り組んだのなら、結果がどうであれ、
その経験から多くの良い思い出「ポジティブな記憶の配当」を得られるだろう。
大胆な行動は、将来の幸福度を高めるという意味での投資になる。
つまり、あなたの人生を豊かにする。
積極的に活動できる期間は限られている。
だから、今、思い切って大胆な挑戦をすべきだ。
「やりたいことがあるけど、老後まで待つつもりだ」
という考えは、たいてい失敗に終わる。
すでに老後に入ってしまっているなら、
限りある持ち時間を最大限に活用しよう。
本当にやりたいことを探したいなら、
リスクを取るときがあってもいい。
残りの時間と金を、
人生を豊かにする経験にあてると決断するには勇気がいる。
人生を無駄にすることには不安を抱かないのに、
金が足りなくなることを過剰に恐れる人は多い。
私たちが一番恐れるべきは、
「80歳になったときに潤沢な資産があるか」ではない。
人生と時間を無駄にしてしまうことなのだ。
「DIE WITH ZERO」読書感想・本のレビュー・心に残ったところ
看護師として働いていると、
歩いていた方がだんだん歩けなくなったり、
通院していた方が長期にわたって入院したり・・
あるとき急変して亡くなったり、
徐々に身体が弱ってきて亡くなったり・・
そんな光景を何度もみてきました。
自分自身も50代となり、
「時間」の大切さをひしひしと感じています。
「今しかできないこと」を後回しにせず、
思いきって経験に変えていく。
「今のステージ」を大切に生きる。
あとで振り返ったとき、
後悔のない人生にする。
この本を読んで、
「なんのために働いてお金を貯めているか」
「貯めること自体が目的になっていないか」
お金の価値ある使い方と時期について考えさせられました。
今まで貯めてきた大切なお金を、
バランスよく、賢く、
今しかできない経験に変えていきたいと思います。
お金の使い方について、
自分なりの答えを見つけられるといいですね✨
まとめ・著者のメッセージ
この本の「あとがき」から、
著者ビル・パーキンスさんからのメッセージです。
ゼロで死ぬという目標をもつこと自体が、あなたを正しい方向に導いてくれる。
あなたは、何も考えずに働き、貯蓄し、できるだけ資産を増やそうとしていたこれまでの人生を変え、できる限り最高の人生を送れるようになる。
人生を最大限に充実させ、たった一度の人生を価値あるものにしよう。
人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。
DIE WITH ZERO
上手な「お金の使い方」で人生を豊かにしましょう！！
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