【読書ノート】「こころの神秘と量子のちから」

読書ノート

こんにちは。
ゆなかほの です。

保江邦夫さんと
はせくらみゆき さんの共著
「こころの神秘と量子のちから」

ピックアップして、
覚え書きとして記します。

科学と霊性の関係性は、長らく不和が続いていましたが、今の時代を迎えて、やっと仲直りしつつあり、量子物理学の登場で、急速に融和、和合し始めているようです。

かつての宇宙授業の中での言葉を引用するなら、霊性を磨くことと、科学が発達することは、表裏一体、不離不可分の関係性である、ということです。

はせくらみゆき さん 「はじめに 」

はせくらさんは、内なる自己からコンタクトしてきた意識体から、2年間「宇宙授業」というレッスンを受けられたそうです。

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著者「保江邦夫」さん「はせくら みゆき」さんはどんな人?

保江邦夫」さん

1951年、岡山県生まれ。
理学博士。
専門は理論物理学・量子力学・脳科学。
ノートルダム清心女子大学名誉教授。
湯川秀樹博士による素領域理論の継承者であり、量子脳理論の治部・保江アプローチの開拓者。
少林寺拳法武道専門学校元講師。
冠光寺眞法・冠光寺流柔術創師・主宰。
大東流合気武術宗範佐川幸義先生直門。
特徴的な文体を持ち、70冊以上の著書を上梓。

はせくらみゆき」さん

生きる喜びをアートや文で表すほか、芸術から文学、ファッション、経済までジャンルにとらわれない幅広い活動から「ミラクルアーティスト」と称される。
日本を代表する女流画家として国内外で活動中。
2019年には国際アートコンペ(イタリア)にて世界三位を受賞し、翌年のアートコンペ(イギリス)では準大賞を受賞する。
他にも雅楽歌人としての顔や、次世代のための学習法など、様々な教育コンテンツを発表し、いずれも高い評価を受けている。
累計50万部の著作がある。
一般社団法人あけのうた雅楽振興会代表理事。
英国王立美術家協会名誉会員。

お二人とも多才ですね。

ピックアップ要約・覚え書き

お二人の対話形式で書かれている本です。

どんな感じの内容か・・
興味をそそられる目次です。

目次より
「弱い人間原理」と「認識宇宙」

嬉しい奇跡しか起こらない世界

神の存在は物理学で立証されている

新型コロナウイルスが軽く受け流される世界へ

「置き換えの法則」で現実は変化する

覚えておきたい部分をピックアップ!

理論物理学の基本の原理が『人間原理』
『人間原理』とは・・
「この宇宙、自然界のすべての現象、あらゆるものは、人間がそれを認識して初めて存在する。人間が認識しなければ、存在しない。」というもの。

「弱い原理」とは、
ごく限られた範囲で通用する原理。

「強い原理」とは、
適用範囲がより広く、より一般的なところにまで及んでいる原理。

一人ひとりが、ある原理について「この原理は正しい」と、自分の世界認識、宇宙認識を広げたり人に伝えたりして、それを認める人がある一定数を超えれば、それがすーっと当たり前になります。

当たり前になったそれが、「強い人間原理」になるのです。

保江さん 「弱い人間原理」と「認識宇宙」

「弱い人間原理」というのは、一人ひとり、個人が認識している宇宙が存在しているということ。個人が認識している世界というのは、別の個人が認識している世界と違っていていい。

エベレットの『多世界解釈』とは・・
エベレットのひらめき
「ひょっとすると、この現実世界は、可能性が重なって存在しているのではないか。だから、波動関数は収縮したり広がったりしているのではない。猫が死んでいる世界もあれば、猫が生きている世界もある。あるいは、どっちつかずの宇宙だってあっていい。様々な可能性に対応した宇宙が、いっぱいあるのだ。」

すでに今、この瞬間、多世界が同時多発的に存在しているという、その考え方が
エベレットの『多世界解釈』ですね。

違う認識の宇宙に行くコツは、そう決めればいいのです。
「自分の生活、これからの人生、全ては解決している。何も問題ない」と決める。
自分が決めた世界に没入するのがいい。

これが『弱い人間原理』を『強い人間原理』に転換する最も楽な方法です。

移行するのに大事なのは、没入すること。
自分が決めた世界に没入して、一切、疑わないことですね。

自分の世界に没入して、自分も自分の世界も最適にする
自らが『弱い人間原理』を使い切っていく。それが調和に満ちた、元々の完全調和の場に近づける方法です。

自分らしい花を咲かせることで、自分の世界の中で、心地よい自分でいられる。
これが『弱い人間原理』です。
自分にとっての心地よいあり方で、それぞれが生きていくことが結果として『強い人間原理』となる。
そして全体として繋がっている相互関係の中で、より多様な、美しい旋律を奏でていく。

各人がそれぞれの場で実践すれば、全体のことは神様の調和の原理、『対称性の自発的破れ原理』『最小作用の原理』で、うまくまとまります

人間の生きる全てが、実は『人間原理』であり、『対称性の自発的破れ原理』であり、『不確定性原理』であり、『最小作用の原理』です。

本当に『弱い人間原理』で置かれた場所で咲いていくと、それは『最小作用の原理』でちゃんと神の心に則った、調和に満ちた世界が実現できます。

自動的に、自発的にそうなる。

最適なものが、自ら選ばれていく。

(中略)
これは完全に、宇宙の諸原理と、そして、一人ひとりの人間に当てはめるべき原理と、まるっきり同じだなと思いました。

保江さん 「新型コロナウイルスが軽く受け流される世界へ」

フラクタルですね!

まさに、フラクタル。

「人間は宇宙だ」というのはこういうことを言ってるんでしょうね。

*ピックアップした内容です

読書感想

お二人とも、いろいろな不思議体験(私からみると)をしておられるようです。

ひとつ例をあげると、
保江氏は、意味もわからず「河童大明神様、いやさかみさま」と幼いころ唱えていたそうです。
この対談で「河童(かっぱ)大明神さま」は「カッパド大師さま」で、
「いやさかみさま」は日本の神様だったことがわかりました。
悠久の時を経て意味がわかった(笑)

顕在意識では理解できないものってあるんですね。


お二人の会話、
ついていけない部分もありました💦

イメージできた部分、
腑におちた部分は、
「自分が決めた世界」に移行するときに使います。

本書にたくさん出てくる「原理」については、なんとなくのイメージで読みすすめました。
ここでは書いていませんので、興味ある方はじっくり読んでみてください。

まとめ・著者からのメッセージ

だんだんと認識する人が増えていき、そうして『弱い人間原理』が少しずつ力を持っていくと、人間の認識が統一されてきて、『強い人間原理』に変わります。

その途端に、世界は別の形になる。

これから人間は、そこをもっと利用していかなければいけないと思うんです

保江邦夫さん

よい方向へと、
世界が変わっていきますように。

本書に描かれている内容が、あなたの霊性磨きの一助となり、それを科学的知見で補完することで、より顕在意識も納得して進むことができますようにと願っています。

はせくらみゆき さん

科学と霊性が磨かれて、
表裏一体で発達していくのですね。

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