こんにちは。
龍神NIPPONファンのゆなかほのです。
今回は、バレーボールファンが実況解説や選手のコメントの意味がわかるようになるためのバレーボール用語編です。
試合のシーンを振り返りながら読んでみてください。
石川祐希選手のファンなので石川選手の映像多めになっています・・
選手たちの素晴らしいプレーに改めて拍手です✨👏👏👏
バレーボール用語を知って、より深く楽しく観戦しましょう。
わからない用語があれば、目次からクリックしてみてください。
他にもわからない用語がありましたら下の記事も参考にしてください🌸
レセプション と ディグ
レセプション
サーブレシーブ(相手チームからのサーブを受ける動作)のこと。
男子バレーのサーブの重要さを感じるだけに、レセプション能力って
大事だなって思います。
ディグ
スパイクやフェイントなど、サーブを除くレシーブのこと。
実況解説でも使われているので覚えておきたい用語ですね。
サイドアウト と ブレイク
サイドアウト
レセプション(サーブレシーブ)側のチームが得点しサーブ権をとること。
石川祐希キャプテンはネーションズリーグ2021のドイツ戦の後「僕たちはサイドアウトをチームとして意識している」とコメントしています。
ブレイク
サーブ権のあるチームが得点すること。
バレーボールでは圧倒的にサイドアウト側(サーブレシーブ側)が有利。
男女によって差はあるが、サイドアウト側がそのラリーを制する確率は70%
つまり、弱いサーブを相手に打ってもほぼ確実に相手にサイドアウトを取られてしまう。
多少サーブミスのリスクを負ってでも強いサーブを打って相手のサーブレシーブを崩すことが重要。
サイドアウト側はいかに効率よく得点を取るか、ブレイク側はどうやって相手のレセプション(サーブレシーブ)をを崩しアタックを決めさせないか、という攻防が常に繰り広げられている。
(Vリーグコラム より一部抜粋)
トランジションアタック
ラリー中の攻撃のこと。
トラジション:「移行」「変化」という意味のとおり、バレーボールのラリーの中で攻守の切り替わる場面のこと。
ラリーをどちらが制するかで試合の流れが変わってきます。
ネーションズリーグ2021での映像です。
サーブに関する用語
サービスエース
サーブで得点を入れること。
2019年W杯バレーボールでの石川祐希選手のサービスエース!
こちらは2019年W杯での柳田将洋選手のサービスエース!
ノータッチエース
サーブが、相手チームのプレーヤーの体に触れずにコート内に落ちたサービスエースのこと。
盛り返したい時や相手を引き離したい時のノータッチエースの精神的破壊力は大きい
西田有志選手のノータッチエース🌸
西田選手は2019年W杯バレーでベストサーバー賞を受賞👏👏👏
ドライブサーブ
ボールにトップスピンをかけて強く打つサーブ。
フローターサーブ
顔の前にボールを上げて、ボールを押し出すようにたたいて打つサーブ。
ボールが回転しないので、急激に落ちるなどの変化をする。
攻撃に関する用語
オープン攻撃
ネットの両サイドにコート幅いっぱいの高い山なりのトスを上げて打たせるアタックのこと。
コンビネーション攻撃
実際にスパイクを打つプレイヤー以外がダミー(おとり)でジャンプして相手ブロッカーを惑わせ、的を絞らせないようにする攻撃方法。
シンクロ攻撃
それぞれのアタッカーが別々の場所から助走動作を合わせて行うアタック戦術のこと。
ブロード攻撃
スパイカーが移動しながら片足で踏み切って打つ移動攻撃のこと。
ハイキュー!!の漫画やアニメでよく出てきた攻撃方法ですね✨
面白いのでおすすめです⬇️
クイック攻撃
早く短いトスをスパイクする攻撃。
みんなで繋いだボールを最後は小野寺太志選手のAクイックで決めるシーン!
Aクイック
セッターがレフト側前方1m以内に上げた小さく短いトスを打つクイック攻撃
Bクイック
セッターがレフト側2〜3mの距離に上げた早く低いトスを打つクイック攻撃
Cクイック
セッターがバックトスで後方のライト側に上げた小さく短いトスを打つクイック攻撃
Dクイック
セッターがバックトスで後方のライト側2〜3mの距離に上げた早く低いトスを打つクイック攻撃
アタック と スパイク
アタックとスパイクって違うの?
それとも同じこと?
クロススパイク
コートを斜めに横切る軌道のスパイク。
インナースパイク
クロススパイクよりさらに角度をつけて相手コートのアタックライン内に斜めに落とすスパイク。
ストレートスパイク
サイドラインに並行に打つスパイク。
クロス、インナー、ストレート。
実況解説でよく聞く用語ですね。
相手ブロックをかわし瞬時にコースを打ち分ける選手たち、すごいですね。
ダイレクトスパイク(アタック)
ネットを越えて相手チームから返ったボールを直接スパイクすること。
バックアタック
後衛のプレーヤーがアタックラインの後方からスパイクを打つこと。
パイプ
後衛の選手がセンター付近からバックアタックを打つこと。
パイプは速いバックアタックで効果的な攻撃。
セッター位置に近接するスロットから打つセカンドテンポのバックアタック。
(*1スロット=1m幅)
パイプ攻撃が決まったときカッコいいですよね!
ビック
パイプより速いバックアタック。
back row quick
セッター位置に近接するスロットから打つファーストテンポのバックアタック。
(*1スロット=1m幅)
ブロックアウト
ブロックしたボールが外に出ること。
意図的に相手ブロッカーにボールを当てて得点をねらうプレーもある。
2019年W杯で石川祐希選手がブロックアウトで得点したシーン✨
フェイント
強いアタックを打つと見せかけて、ディフェンス(守り)の穴をねらいゆるくボールを落とす攻撃。
プッシュ
ジャンプセットの形から指全体でボールを捕らえ、手首のスナップを効かせて強めに押し込むように落とす攻撃。
ツーアタック
主にセッターがセットアップすると見せかけて、ボールに対して2回目のタッチで相手コートにスパイクまたはフェイントで返す攻撃。
トスフェイント
セッターがセットすると見せかけて、相手守備陣のスキをつき相手コートにボールを落とす攻撃。
リバウンド
スパイカーが相手ブロックにわざとボールを当てて自分のコートにボールを戻すこと。
リバウンドでこちらの体勢を立て直してから攻撃する。
技術が必要ですね。
テンポ 0〜3
テンポ0(マイナステンポ)
セットアップ(トス)より前にスパイカーが踏切動作を完了してしまうこと。
テンポ1(ファーストテンポ)
セットアップ(トス)より前に助走動作を行う場合。
スパイカーが先に助走を始めてセッターがトスを合わせる。
テンポ2(セカンドテンポ)
セットアップ(トス)と助走動作を一緒に行う場合。
トスの軌道に合わせてスパイカーが助走する。
テンポ3(サードテンポ)
セットアップ(トス)より後に助走動作を行う場合。
長く大きな軌道のトスを先に上げてスパイカーに助走の余裕をもたせる。
漫画「ハイキュー!! 」の読者はよく知っていると思います。
ナイスキー
素晴らしいスパイクが決まったときにかけるかけ声。
スパイクはKill(キル)の呼び方もあり、Nice Kill(ナイス キル)のかけ声がナイスキーになる。
Nice Kill (ナイス キー)!!
ブロックに関する用語
リードブロック
相手チームのトスを見て、上げる場所を判断してからジャンプするブロック。
コミットブロック
相手スパイカーの位置を確認しておそらく攻撃がくるだろうという場所に跳ぶブロックの方法。
トスが上がる前に相手アタッカーとほぼ同じタイミングでジャンプするブロック。
キルブロック
両手を相手コートに斜めに突き出してブロックシャットをねらうブロック。
相手スパイクを真下にたたき落とすブロック。
石川祐希選手のかっこいいキルブロックをどうぞ。
シャットアウト
ブロッカーが相手スパイクをブロックして相手コートにボールを落とすこと。
ソフトブロック
ワンタッチをねらって、相手のスパイクの力を弱めることを目的としたブロック。
ワンタッチ
ボールがプレーヤーの体の一部に当たること。
主にブロッカーの手に当たった場合に使われる。
ブロックアウト
ブロックされたボールがコート外に落ちてラリーが終了すること。
スイッチ
複数のブロッカーがブロックポジションを変わること。
吸い込み
ブロックをした際に、ボールが自分とネットの間にある隙間に落ちてしまうこと。
ブロックとネットの間にボールが落ちるブロックミス。
バンチ・リード・ブロック
バンチシフトの立ち位置で、トスが上がってからジャンプするリードブロックを組み合わせたブロックシステム。
バンチ・リード・ブロックは、おそらくVリーグや国際レベルにおいては最もポピュラーなシステムです。
〈Vリーグ データコラム記事より〉
セットアップ(トス)に関する用語
セットアップ
トスを上げること。
関田誠大選手のセットアップをご覧ください。
ワンハンド(片手)でこんなに綺麗なセットアップ🌸
オーバーハンドパス
両手の指で頭上でボールを弾いて上げるトス。
バックトス
背面のスパイカーに上げるトス。
ジャンプトス
ジャンプして空中でボールをとらえて上げるトス。
クイックトス
クイック攻撃を目的に上げる短く低いトス。
オープントス
コートの両サイドのアタッカーに山なりに上げるトス。
平行トス
ネットの両サイドのアンテナ付近に向かって、ネット上部と並行になるように上げる直線的で速いトス。
2段トス(ハイセット)
ネットから離れた場所からアタッカーに上げるトス。
サーブレシーブ(レセプション)やスパイクレシーブ(ディグ)などでレシーブが乱れ、セッターに返らなかった時にセッターポジション以外から上げるトス全般のこと。
フェイクトス
スパイカーが打つふりをして他のアタッカーに上げるトス。
(*確立された呼び方ではない)
日本の選手がつないだボール。
石川祐希選手のツーアタックと見せかけたフェイクトスから西田有志選手が決めたシーン。何度見てもいいですね✨✨✨
レシーブに関する用語
Aパス
セッターのセットアップの位置に正確に返したレセプション(サーブレシーブ)のこと。
セッターが無理なくトスを上げることができ、多種多様な攻撃につなげられる。
Bパス
セッターの位置から半径1〜2m以内(ほぼ定位置)に返したレセプション(サーブレシーブ)のこと。
パンケーキレシーブ
片手を広げて、ボールが床に落ちる寸前で手の甲でするレシーブのこと。
2021年VNLで大竹壱青選手がパンケーキレシーブでボールを繋いでいるシーンです。
コートエリアに関する用語
タラフレックスコート
弾性床材を使用したコート。
ゾーンが色分けされており、一目でコートの内側と外側がわかるようになっている。
フロントゾーン、バックゾーンはオレンジ色。
フリーゾンは緑色。
ウォームアップエリア
コートにいない選手が待機するエリアで3m×3mの大きさ。
ベンチ入りしている選手はベンチかウォームアップエリアで待機しています。
ウォームアップエリアで声を出したり応援する選手たちの姿もいいですよね。
アタックライン
コートのセンターラインから3m離れたところにあるライン。
後衛の選手はアタックラインより前でジャンプすると反則となる。
フロントゾーン
センターラインとサイドライン、アタックラインに囲まれた範囲のこと。
リベロはフロントゾーン内でのオーバーハンドパスを行うことはできない。
バックゾーン
アタックラインとサイドライン、エンドラインに囲まれた範囲。
サービスゾーン
エンドライン後方で、サイドラインの延長線で囲まれた範囲。
サーバーがサーブを打つエリア。
フリーゾーン
コートの外側のエリア。
エンドラインから6.5m以上、サイドラインから5mのスペースが確保されている。
フリーゾーンの中にはネットや支柱、審判台などの設置は認められていない。
返球が大きすぎて相手フリーゾーンへ飛んでいったボールを、アンテナの外側から味方のコートに返球するプレーは認められている。
スロット
アタックライン内のコートを1mごとに9分割した空間位置のこと。
スロットを用いることで、セッターとアタッカーがコート上の位置について共通認識を持つことができます。いわばコート上の住所ですね。
まとめ
実況解説者の話しているバレーボール用語がわかると、今までと見方が変わってより観戦が楽しくなりました。
そして、選手のプレーのどこが上手いのかわかるようになってきます。
試合が終わった後の選手のコメントも理解できるようになります。
選手たちが、プレーの「どこが良くてどこを改善していこうとしているのか」がわかります。
バレーボール用語を調べてよかったなと思います。
これからも一緒にバレーボール観戦を楽しんでいきましょう🌸
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