読書感想・本レビュー「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 読書ノート

こんにちは。
ゆなかほの です。

ミニマリスト佐々木典士さんの著書
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」
を読んだので紹介します。

モノが少ない、幸せがある。

だから、ぼくたちに、もうモノは必要ない。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 はじめにより
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  1. 著者「佐々木典士」さんってどんな人?
  2. 「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」本の紹介・ピックアップ要約
    1. 第1章 なぜ、ミニマリストが生まれたのか?
    2. 第2章 なぜ、モノをこんなに増やしてしまったのか?
    3. 第3章 捨てる方法最終リスト55 !!
      1. 🌸捨てることは「失う」ことではなく、「得る」ことである
      2. 🌸脳のメモリも、エネルギーも時間も、有限である
      3. 🌸「今」捨てよう。捨てることがすべての始まり
      4. 🌸人の目線のためにあるモノは捨てる
      5. 🌸同居人「モノさん」の家賃まで負担しない
      6. 🌸「収納」「片づけ」という発想を捨てるしまう
      7. 🌸永遠に来ない「いつか」を捨てる
      8. 🌸「かつて」という執着を捨てる
      9. 🌸捨てるときに「クリエイティブ」にならない
      10. 🌸「元を取る」という発想を捨てる
      11. 🌸「心のときめき」を感じ取る
      12. 🌸お店があなたの「倉庫」です
      13. 🌸街があなたの「間取り」です
      14. 🌸もう一度買いたいと思えないモノは捨てる
      15. 🌸満足するのはモノの「数」じゃない!
      16. 🌸私服を制服化する
      17. 🌸ものが少ない方が個性的!
      18. 🌸5回捨てようかと思ったら、捨てる
      19. 🌸ミニマリズムは「手段」であり、「序章」である
    4. 第4章 モノを捨て、ぼくが変わった12のこと
      1. 🌸時間ができる
      2. 🌸生活が楽しめる
      3. 🌸自由と解放感を感じられる
      4. 🌸人と比べなくなる
      5. 🌸集中力が高まる。自己に徹する
      6. 🌸節約だってできる。エコにもなる
      7. 🌸今、ここを味わえる
      8. 🌸感謝できる
    5. 第5章 幸せに「なる」のではなく「感じる」
  3. 「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」読書感想・心に残ったところ
  4. まとめ・著者からのメッセージ

著者「佐々木典士」さんってどんな人?

1979年生まれ。
香川県出身。

早稲田大学教育学部卒。
出版社のみを志望し、3年間就活をする。

学研『STUDIO VOICE』編集部を経て、ワニブックスに勤務。

すべてを保存し、何も捨てられない汚部屋出身。
2010年頃から、身の周りのモノを手放し始める。

2014年、クリエイティブディレクターの沼畑直樹とともに、ミニマリズムについて記すサイト
「ミニマル&イズム less is future」を開設。

「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」本の紹介・ピックアップ要約

第1章 なぜ、ミニマリストが生まれたのか?

ミニマリストとは、

「本当に自分に必要なモノがわかっている人」
「大事なもののために減らす人」

だと、ぼくは考えている。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 第1章より

著者が考えるミニマリストが生まれた条件とは

①増えすぎた情報とモノ
②モノを持たないで済む、モノとサービスの発展
③震災

思いつきや、ライフスタイルの憧れではなく、
もっと切実な理由でミニマリストは生まれたのではないかと著者は言っています。

第2章 なぜ、モノをこんなに増やしてしまったのか?

叶った願いに次第に「慣れ」て、最終的には「飽き」てしまうという仕組みがある。
手に入れたモノも、飽きて、いずれはつまらないモノになってしまう。

別の刺激としての新しいモノが欲しくなる。

人が予測できる未来は、ほんの少し先だけ。
新しいモノに飽きるという遠い未来の感情は予測できないのだ。

モノを「自分の価値」を伝える手段にしていると、
モノはどんどん増えていく。

こうして買ったモノを維持・管理するために、
膨大なエレルギーと時間を費やしてしまうことになる。

ついには「自分を損なう」までにモノを増やしてしまうのだ。

第3章 捨てる方法最終リスト55 !!

気になるリストを
ピックアップ紹介します。

🌸捨てることは「失う」ことではなく、「得る」ことである

捨てることで得られるもの、
時間、スペース、掃除のしやすさ、自由、エネルギー。

捨てようとするものは、目に見える。
捨てることで得られるものは、目に見えない。

捨てることによって得られる目に見えないものは、失うモノより大きい

🌸脳のメモリも、エネルギーも時間も、有限である

ムダなモノに脳のメモリを割き、エネルギーを使い、時間を使っていると、
何が大事なのかわからなくなり、行動できなくなってしまう。

🌸「今」捨てよう。捨てることがすべての始まり

落ち着いたから捨てられるのではなく、
捨てるから落ち着けるのだ。

時間があるから捨てられるのではなく、
捨てるから時間ができる

🌸人の目線のためにあるモノは捨てる

他人からの目線のために持つことで、自分が消耗してしまうモノは手放そう。

🌸同居人「モノさん」の家賃まで負担しない

「広い家に住みたいなぁ」と思うのは、
自分が暮らすためではなく、「モノさん」に広々と暮らしてほしいと思っているだけだ。

ムダな家事が増えてしまう同居人の「モノさん」の家賃を喜んで払っている場合じゃない

🌸「収納」「片づけ」という発想を捨てるしまう

収納術、片づけ術にすがるより、
まずはモノの絶対数を減らす

モノの数が減れば「散らかる」こと自体が減り、
最終的には「散らかる」という概念がなくなる

🌸永遠に来ない「いつか」を捨てる

「いつか」必要になるかも・・
「いつか」何かに使えるかも・・

「いつか」と思っている未来は永遠に来ない。
「いつか」はもう手放そう

🌸「かつて」という執着を捨てる

過去のモノと向き合うことは、
過去の自分とばかり向き合うことでもある。

何か変わりたいと思うなら、
「今」必要なものだけ手元に置こう

🌸捨てるときに「クリエイティブ」にならない

モノを捨てることから逃れるために、無理やり生み出されたアイデアを信用してはいけない。

🌸「元を取る」という発想を捨てる

元を取っていないモノは捨てるときに「もったいない」と思ってしまう。

だけど実際には、捨てないことでスペースを取り、
見るたびに「あぁ、使いこなせてない」「失敗した」と気が滅入る。

損は損として早く手放した方が、
穏やかな気持ちを保つ
ためににも結局は具合がいい。

🌸「心のときめき」を感じ取る

こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』のキラーフレーズ「心がときめく」

モノを選別するときに、実際にモノにさわりながら、心がときめくモノだけを残す

「ときめく」かどうかという直感は、
「今」にフォーカスする、信頼できる方法

🌸お店があなたの「倉庫」です

お店はあなたがモノを必要とするときのために、
在庫を確保し、管理してくれている「倉庫」だと考える。

モノを買うのではなく、
倉庫に「取りに行く」という発想。

🌸街があなたの「間取り」です

街全体「間取り」だと考える発想。

あなたの「応接間」は街のファミレスや喫茶店だと考える。

🌸もう一度買いたいと思えないモノは捨てる

自分が本当にそのモノを好きかどうか、必要かどうかを判断するには、
「これを失くしたとしても、モノの寿命を迎えたとしても、また同じモノを買いたいと思えるか?
そう自問してみるのが効果的だ。

🌸満足するのはモノの「数」じゃない!

たくさんのモノへの雑な意識ではなく、
少ないモノを愛情をもって大切に意識する

そんな接し方が、モノへの満足度を上げる。

どこか気に入らないコーヒーカップを3つ持つより、
お気に入りのカップ1つを大切にしたほうが満足度が高い。

🌸私服を制服化する

毎日服を選ぶ時間を使って、
自分が大事だと思うことに集中する

スティーブ・ジョブズは、いつも同じ服だった。
ISSEY MIYAKEの黒のタートルネック、
リーバイス501、
ニューバランスのスニーカー。

🌸ものが少ない方が個性的!

豊かな個性を作るのはモノではなく「経験」だ。

モノより経験に重きをおくミニマリストが個性的なのは、当たり前のことかもしれない。

🌸5回捨てようかと思ったら、捨てる

人は1日に6万回ものことを考えている。
永遠にリンクを踏み続けているのが人の意識だ。

なんとなく「捨てようかな」と思うモノ
なんとなくが5回あれば、そのモノは捨てていい。

なんとなくの5回は、その後確実に100回に、1000回になっていくから。

🌸ミニマリズムは「手段」であり、「序章」である

ミニマリストは「大事なもののために減らす人」のこと。

減らすことは目的ではない。

大切なのは減らした後に何をするか
それぞれの物語を描いていこう。

第4章 モノを捨て、ぼくが変わった12のこと

著者の貴重な興味ある体験について、
ピックアップ紹介します。

🌸時間ができる

モノを最小限に減らすと、確実に時間は増える

モノに奪われていた時間が戻ってくる

幸せを根底で支えるのは「時間の豊かさ」だ。

あなたに与えられた時間は限られている。
だから他人の人生を生きて、
それをムダにしてはいけない。

 〜 スティーブ・ジョブズ 〜

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 第4章引用より

🌸生活が楽しめる

「性格」ではなく「環境」を変える。
モノを少なくすることで、家事やあらゆる生活が簡単で楽になる

簡単で楽になった生活をこなすことで、
自分に自信がつき、自らをコントロールできている実感がもてる
自分のことが好きになれる。

自分のことが好きになれば、
他のことに挑戦しやすくなる

生活から人は変われる。

🌸自由と解放感を感じられる

自分自身だとすら思えるモノを手放すと、たとえようのない解放感を得られる。

自らを縛っている「自己認識」からも自由になれる

モノに執着し追い求め続けること、
足りないものばかり見ることは、本当に苦しい。

欲しいものが特にない。
これは、本当に最高の気分。

🌸人と比べなくなる

「経験」は比べづらく、
「モノ」は比べやすい。

幸せの持続時間が長いのは、「経験」の方だ。

モノを買うより、
行動力を上げて経験を積み重ねた方が、豊かに感じられるようになる。

自分に必要なモノがわかるミニマリストになれば、
比べる「誰か」ではなく「自分」にフォーカスが移る。

自分を誰かと比べる必要がなくなるのだ。

🌸集中力が高まる。自己に徹する

置かれたモノはメッセージを発している

途中で放り出した英語の教材からは
『そろそろ、ぼくにもう1回挑戦してみたら?』

切れたままの電球からは
『また買うのを忘れたの?こんな簡単なことができないなんて・・』

どんなモノでもメッセージを受け入れてくれるのを待っている

モノを減らすことで、
モノが発する余計なメッセージを受け取ることがなくなり
受け取ってもすぐに返信できるようになる。

モノを減らすと集中力が高まり、
大事なものに集中できるようになる

モノをミニマルにすると、
情報についてもミニマルを意識するようになる。

他人の声ではなく、
自分の中で湧き起こってくる声を信じるようになる。

🌸節約だってできる。エコにもなる

ミニマリズムは、
自分のための「モノ」メインに使っていたお金を「経験」や「人」のために使う
新しい取り組みへの「投資」に使う

使い方が変わるのだ。

🌸今、ここを味わえる

「いつか」という未来に必要だったモノ、
「かつて」という過去に必要だったモノを捨てると、

「今」だけが残る
「今」に集中することができる。

未来と過去は実際には存在せず、
経験できるのは「今」だけ。

未来のためにあったモノと
過去のためにあったモノを捨てて、
「今」を味わえばいいだけだ

🌸感謝できる

モノが少ないからこそできる感謝がある

感謝は幸せの一部であり、
「幸せそのもの」なのだ

「今」に「感謝」することは、
「今」を「肯定的」にみる人になることだ。
いつしか現実を変えていくだろう。

第5章 幸せに「なる」のではなく「感じる」

こう生きるべきという「幸せのお手本」を捨てる。

幸せに「なる」ことはできない。
幸せはその都度「感じる」もの。

幸せは、今この瞬間に「感じる」もの。

ミニマリストになった著者は、
以前より大きな幸せを感じながら、今を生きている。

「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」読書感想・心に残ったところ

新しいことに挑戦したいとき、
なぜか断捨離したくなる心理。

断捨離したあと、
人生に新しい風が入ってくる感じ。

これは私が感じていることです。

この本を読んで、
さらに新しい発見や、
ミニマリストになった著者の追体験ができました。

ミニマリストの奥深さと新鮮さを感じる本でした。

何か新しいことを始めたい方にはおすすめの本です。
あなたの背中を押してくれると思います。

この本を読むと、
モノを捨てたくてウズウズしてきます。
スッキリしたくなってきます。

本書の中での魅力的なキーワードたち。
「自由」
「時間」
「エネルギー」
「今ここ」
「穏やか」
「幸せ」

モノに惑わされない世界観、
私も体感したいと思いました。

モノを捨てたあとに、
どんな変化が起こるのかもとても楽しみです。

まとめ・著者からのメッセージ

ミニマリストとは大事なもののために「減らす」人のこと
著者は、モノを最小限に減らしたことで、大事なことを発見できたと言います。

ミニマリズムは「目的」ではなく「手段」である。

(中略)

ぼくが気づいたことや、さらに多くのことにすでに気づけてる人はミニマリストになる必要は、全然ないと思っている。

ミニマリストになって気づけた大事なことを、その後も大事にし続けられるなら、モノをもう一度増やしたっていいのだから。

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