こんにちは。
ゆなかほの です。
並木良和さんの著書
「最高の死に方をするための最高の生き方」
を読みました。
この本を読むと・・
『死んだらどうなるの?』という、自分の死後をイメージできるようになります。
なぜ「今ここ」に自分がいるのか思い出せるかもしれません。
本書を読み終わったあとには、死というものの概念が変わり、意識が軽やかになっていることに気づくはずです。
(中略) 死についての話だからといって、深刻になりすぎる必要もありません。楽しく学び、そしてその知識をいかして、最高の人生のストーリーを生きましょう。
「最高の死に方をするための最高の生き方」 はじめにより
著書「並木良和」さんはどんな人?
並木良和さん
幼少期よりサイキック能力(霊能力)を自覚し、高校入学と同時に霊能力者に師事。その後、本格的にスピリチュアルカウンセラーとして独立。現在は、ワークショップ、講演会などを通じて、世界中で1万人以上のクライアントに支持されている。
著書に
「ほら起きて目醒まし時計が鳴ってるよ」
「全宇宙の大転換と人類の未来〜2038年前後、集団アセンションが起こる!」
「最適化の世界」など多数。
ピックアップ要約・読書感想
感想を混じえながら、ピックアップして紹介します。
「死んだら終わり」ではありません
死んだら終わりではありません。
この世ですべてが完結するわけではありません。
向こうの世界が本体で、
この世界が仮の世界。
死はすでに何度も体験済み。
死とは、単に形が変わるだけ。
存在形態が変わるだけ。
肉体を脱いで魂そのものになる。
着ている服を脱ぎ捨てるだけのこと。
死は終わりではなく、
この部屋から向こうの部屋に行って、あるいは着ている服を脱ぎ捨てて、
新しい生がはじまる。
「死にたくない」などと抵抗しなければ、
心地よさに包まれたまま、スルンと肉体から魂が抜けていく。
気持ちの良い体験です。
抵抗すると、
死へのプロセスが苦しみに変わってしまう。
なぜ僕たちは
「まだ死にたくない」「まだ生きていたい」としがみついてしまうのでしょうか?
一つには、
それまでの人生に後悔があるから。
もう一つは、
死をもってすべてが終わってしまうと勘違いしているから。
自分というものは、この世から向こう側に渡っても、連続して存在し続ける。
性格や性質も、そう変わりません。
死によって自分がなくなってしまうというのは、
ただのイリュージョン(幻想)
死を恐れるのは、
「未知」のものに対する恐怖。
僕たちの魂は、
これまでの過去世で何度も死を体験している。
だから、死は「既知」のもの。
怖いものではありません。
寿命は神様が与えるものではありません。
自分自身で決めてくるもの。
ガイドたちと一緒に決めて、生まれてきます。
魂にとって、この世は仮の世界。
自分がやるべきことを終えたら、とっとと去っていく場所。
この世はだらだらと無意味にいる場所ではないのです。
一時的に旅行に来ているようなもので、
生まれる前に決めた自分のテーマが終わったら去るべきところ。
それぞれの五感を通して認知する、素晴らしいイリュージョンの世界って感じかな。
ガイドたちと決めた人生のカリキュラムを、覚悟を決めてやり遂げ、人生を楽しみ尽くしたら、
「もういつ死んでも OK」「 今この瞬間、死んでもかまわない」と思えるようになる。
そのとき、あなたは、最高ランクの死に方ができるのです。
肉体を脱いだあとの世界
並木良和さんの
過去世での死の記憶
肉体を抜け出してふわっと広がり、意識だけの状態になったら、しばらくして光の点が見えてきて、その光がだんだんと大きくなって、やがてはすっぽりと包み込まれた。そして、懐かしい人達の姿が見えてきて、みんなに温かく迎えられた。
次に覚えているのは、ガイドたちと一緒に自分の人生を振り返ってるシーンです。
一生分を一度に見るのですが、向こうの世界では時間の流れが違うので、そんなに長くは感じません。あっという間といえば、あっという間。ただ「一生分見た」という体感のようなものは残ります。
自分の一生が映画のように流れていくわけですが、ただ見るだけではなく、体感しながら見る。
映っているシーンを見ながら、そのときに自分が何をやったのかはもちろん、本当は何を感じ、何を考え、何を思っていたのか、さらには、 それを相手が受け取ったときに相手がどう感じて、どう思っていたのかということまで、すべて体感することになります。
まさにやってきたことのすべてを体感することになります。
また、人生の中で大事な選択を迫られる局面、岐路に立たされたところは、 クローズアップされます。その時のシーンが、ものすごく拡大されるような感じで映し出されるのです。その時に自分がどう感じて、どう思ったのか、ということが明確にわかります。ごまかしはききません。
重要な局面になるとクローズアップされて、そこを検証するということを繰り返しながら、ガイドと一緒に一生を振り返っていきます。
第2章 「肉体を脱いだあとの世界」より
「シーンを見ながら、相手がどう感じて、どう思っていたのかまで、すべて体感する」
ちょっと怖い気もします・・💦
自分に素直にありのままに誠実に生きたなら、
一生を振り返る体験もそれに準じたものになるでしょう。
自分が望んでいることから外れる生き方をしていたら、
一生を振り返りながら後悔を感じることになるでしょう。
宇宙には、
「与えたものを受け取る」
という法則があります。
一生を振り返るとき、
自分のやってきたこと、
自分が与えてきたことを、
全てそのまま受け取ることになるのです。
まるで答え合わせをするかのように、
自分のエゴを通して見ていたときには見えなかったものが見えてくる、
真実が見えてきます。
一生を振り返るのは、
「ああ、自分はこんなことを相手に対してやっていたんだ」と、自分がしたことを受け入れるため。
何をやったのか、何をやらなかったのかを見極めるプロセスです。
自分が決めてきた目的を
どれだけ達成できたかチェックするための振り返りです。
次の人生の準備としての大切な時間です。
ガイドとともに、一生の振り返りが終わると、自分が成長してきた波動に応じた「層」へと案内されます。案内された先にはコミュニティがあり、今の自分の波動に合う人達が集まっています。 自分にとってとても心地よい人達、霊的な家族というような存在です。ここでの暮らしは天国のようなもの。 向こうの世界には誰か裁く人がいるわけではありません。ただ単に、自分にとって一番しっくりくるところに導かれていくだけ。
向こうの世界は、イメージの世界。
イメージしたこと、意識したことがすぐさま現実化する世界なのです。
向こうの世界で、次の転生に向けて準備を行います。次に生まれる時代に必要な知識、情報を学びます。その時代のことをちゃんと知り、選び、そしてやってきます。
自分に内在する知恵や 叡智をどうぞ信頼してください。
ちゃんと準備をして、この世に生まれてきているのだから。
次の人生への準備が整ったら、
再び地球に降り立ち、
新たな人生を生きることになります。
生まれ変わるタイミングも、
どの両親を選ぶのかも、
僕たちの意思が尊重されます。
なぜ、またこの世に生まれるのか
なぜ僕たちは、
何度も何度も生まれ変わるのでしょうか。
その答えをシンプルに言えば、
やり残したことがあるから。
つまりは「後悔」があるから。
そのやり残したことをやり直し、
成長するためにこの世にまた生まれるのです。
ずっと向こうの世界にとどまることはできません。
なぜなら、
僕たちは永遠に成長していく存在だから。
この宇宙のベースにあるのは、
進化・発展・向上・拡大です。
僕たちはそこに向かって
成長し続けていく。
並木良和さんの体験
僕も若い頃には「何のために生きているんだろう」と落ち込むことがあったのです。その時高次の存在たちに助けを求めたのです。高次の存在とは、高い意識レベルをもつ、肉眼では捉えられない存在のことです。
すると、高次の存在たちから「楽しそうですね」と思いもかけないメッセージが返ってきました。
その瞬間、僕は「この辛さを『楽しそうですね』と言えるそんな軽やかな次元があるのなら、その次元に行ってみたい」と思ったのです。だから、この「楽しそうですね」という一言が無かったら、僕は今のようにはなっていないと思います。
(中略) 近視眼的に目の前のものを見て絶望感を体験する、そんなおかしなことを好んでやっているように見えるから、 高次の存在たちは「楽しそう」というわけです。
第3章 「なぜ、またこの世に生まれるのか」より
もしも悲しみに打ちひしがれるようなことがあったら、自分で自分に「楽しそうですね」と声をかけてみてください。自分から進んで悲しみの中に入り、そこに浸っていることに気づくはずです。
辛いとき、悩んでるとき、「楽しそうですね」と自分に声をかけてみます(笑)
高次の自分が、イリュージョンの世界にいる自分に声をかける感じで・・
【寿命について】
寿命は、その人が決めてくるもの。
まわりの誰かがどうこうできるものではありません。
短くても長くても、その子、その人なりの人生の意味があり、それぞれが大往生なのです。
あの世にいる人のためにできること
この世がすべてではありません。
ここが最高の場所でもありません。
だから、
死ぬのはかわいそうなこと、ではありません。
残された自分が寂しいからといって、
亡くなった人も寂しがっているとは限らない。
大切な人を亡くしたときこそ、
「でもまあ、今頃、本人は自由を謳歌しているのかもしれないな」
と想像してみてください。
そうすると、悲しみながらもクスッと笑えるかもしれません。
死に対する意識改革が大切。
この世で暮らしている僕たちの予想に反して、亡くなった人は清々しい思いをしているかもしれない。そもそも動物たちにはこの世への執着がないし、あなたの愛も理解しているということは知っておくといいでしょう。
亡くなった人が、向こうで笑っているといいなぁ。安心だし、うれしい。
お盆の時期だけが、向こうの世界とコンタクトを取れるのではありません。
意識を向ければ、いつでも向こうの世界とつながれます。
【先祖供養について】
僕の場合は、ご先祖と一緒に魂の成長、向上への道を歩んで行きましょうね、その方向に向かって進んでいきましょうね、という気持ちを持つことが、いわゆる「ご先祖供養」にあたると思っています。
僕たちが地球で様々な経験をしながら進化・向上しているように、
ご先祖たちも向こうの世界で進化・向上しています。
「それぞれの次元で一緒に上がっていく」という意識をもつことが大事。
【伝えられなかった想いは、手紙に】
火を使うのは、思いを物質的な煙にのせて運ぶという意味あいがあります。
伝えたかったのに伝えられなかった思いがあれば、思いを綴った手紙を燃やして、亡くなった方に届けるといいでしょう。
こんないい方法があるのですね。
【楽しいシーンをイメージすれば、そのまま届く】
こちらの世界とあちらの世界で共振します。
軽やかな思いも共振します。
楽しい思い出を話して笑っていると、
それが向こうにも伝わり、向こうの世界で朗らかに笑い始める。
その笑いの波動がこちらの世界にも伝わり倍増していく。
楽しかったことを思い出してあげるといいですね。
死にネガティブなイメージは必要ないのかも・・
あなたがイメージすることで、
愛する人に必要なもの、送ってあげたいものを送ってあげることもできます。
向こうに行ってしまったらもう何もしてあげられない、と言う人がいますが、
そんなことはないのです。
この世界で僕たちはどう生きるか
この世に成功するために来ているわけでも、
お金持ちになるために来ているわけでもありません。
ただ体験するためにやってきています。
肉体をもってこの世に生まれたのは、
五感を最大限に体験し、行動に移して、貪欲に体験するため。
生まれてくるときに自分自身で設定したテーマや使命、学びのために必要なことを体験する。
そして、成長する。
そのためにここに来ています。
ほとんどの方が後悔していることは、
「やってしまったこと」ではなく「やらなかったこと」。
後悔は、いちばん重たい感情です。
後悔というのは、
とても重たくのしかかります。
だから、向こうの世界でもスッキリと存在したいと思ったら、
まずは今の人生をしっかりと生きること。
【後悔のない人生を生き切るには】
毎瞬、毎瞬を全力で生きる、
自分に一致して生きるということ。
自分を大切にする生き方です。
一瞬一瞬を丁寧に生きる生き方が習慣になっていくと、後悔はなくなっていく。
それに応じて、死に方も良いものになっていく。
自分をないがしろにするほど、ネガティブな死に方になり、
自分を大事にしていくほど、良い死に方へとシフトしていく。
「今」に集中することが大事。
「今この瞬間」に集中していれば、どうすればいいかが明確にわかります。
どう行動すればいいのかもはっきりとわかります。
もう一つ大事なのが、
「自分」に集中すること。
大事なのは「他人はどうか」ではない。
「私はどうか」と真摯に向き合って、感じることが大事。
自分に集中するということは、
「自分につながる」ということ。
そうすると、エネルギーが供給されるようになります。
自分に集中して、取り組んで結果が出なかったとしても、
「やりきった」という達成感や満たされた感覚が出てくるので、悩むことはありません。
次に向けてまたスタートが切れるようになります。
すべてはプロセス、過程でしかないので、一個一個の出来事に一喜一憂しないことも大切。
【自分軸を取り戻すには】
自分軸に一致しよう、と意識する。
自分軸に変えるとは、
いつも「私」を意識するということ。
今、自分がどうしたいのか感じたことを、
些細なことでいいので、出来る限り行動に移していきます。
「恋い慕うわよ」の感覚に行動を一致させる。
そうすると、必ず変わっていきます。自分に繋がるようになります。だんだんと本来の自分にカチッと合わさるようになる。つまり自分軸ができるようになります。
恋い慕うわよ
(こひしたふわよ)
こ:心地いい
ひ:惹かれる
し:しっくりくる
た:楽しい
ふ:腑に落ちる
わ:ワクワクする
よ:喜びを感じる
迷ったら「こひしたふわよ」ですね。
【魂の声を聴く】
魂は、今世で何をすべきかというテーマを知っています。
あなたが満たされる道を用意しています。
だから、魂の声に耳を傾けましょう。
魂を意識する生き方が大事です。
ポジティブな感覚が湧いて来るときには、
魂とつながり、魂の声を聴くことができています。
根拠のない自信が湧き起こってきます。
人生は、魂(ハイヤーセルフ)と協働していくことで、
アップグレードしていきます。
魂の望みに一致していると、非常にスムーズ。
それは、僕たちが魂の存在だから。
魂が望んでいることは、なんであれ形になるようになっています。
【魂の声に従うトレーニング】
身近なことから魂に問いかけ、
行動を一致させていきましょう。
魂に問いかけたとき、シューンと急に視界が狭くなるような、窮屈に感じるような、呼吸もしづらくなるような感覚・体感が出てくることがあります。その時は「ノー」ですね。
一方で、「イエス」「オッケー」のときには、広がりを感じます。呼吸もスーッと深くしやすくなります。
ここで大事なのが、魂に聞いたら、魂の答えに一致していくこと。
魂の出した答えを信頼して、行動に一致させていくこと。
魂との信頼関係を深めていく上では欠かせません。
そうした積み重ねの中で、「あ、これで良かったんだ」「魂の声に従えばいいんだ」ということがどんどんわかるようになります。
【この生でのテーマ、使命とは】
この世に生まれてくる目的は、
自分の可能性や資質、才能を発現させ、この世界、この生を充実させるということです。
今に集中し、自分に集中することで、発揮されます。
それは、みんなのためにもなります。
みんなエネルギーレベルでつながっているからです。
使命や魂のミッションは、
あなたにとって好きで、やりたいことです。
愛がベースになっていること。
なぜかといえば、「源」と呼ばれる僕たちの根源のエネルギーが愛そのものだから。
【「許す」の本当の意味 】
「許す」とは相手のためではありません。
自分のために行います。
「その囚われから私は解放されます」
という宣言が、許すことです。
囚われから解放されて、ニュートラルな意識になると、
相手の行動についても理解できるようになります。
無理に理解しようとする必要はありませんが、今まで見えなかったものが見えるようになったり、感じなかったことを感じられるようになったりします。それもまた「許す」ということの学びが深まる、一つのきっかけになります。
「許す」のは自分のため。
【この人生だけでは終わらない】
魂が望んでいることをやりきっていく。
そうしたら、あなたはこの地球を卒業し転生していくことになります。
僕たちの知らない豊かさを持っている場所がまだまだあります。
この地球での人生を十分に生き切ったら、そうしたところを選んで転生することになるでしょう。
この人生だけでは終わりません。
そのことは確実に断言することができます。
死というのは、ひとつのプロセス。
今いる部屋から隣の部屋に行くように、この世界から向こうの世界へと移行するプロセスです。
そのあとも僕たちの生は、
連綿と続いていくのです。
著者「並木良和」さんからのメッセージ
本書の「おわりに」から。
どう生きるかも、どう死ぬかも僕たち次第です。
人生を変えるのは大変、人生は思うようにはいかないと思い込んでる人はいますが、人生はとても簡単に変わります。今のように軽やかな時代ではなおさらです。
自分の人生を変化させたいと思ったときに時間をかける必要もありません。
ただ「変える」と決めるかどうか、それだけです。
どうか、この本でお伝えした「死」や「死後の世界」についての知識を、より人生を充実させることに使ってほしいと思います。
最高の生き方が最高の死に方につながり、そして、最高の死に方がその後も連綿と続く生を最高にすることにつながっていくのですから。
「最高の死に方をするための最高の生き方」
おわりに より
自分の生き方を考えている方へ。
おすすめの一冊です。
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