こんにちは。
ゆなかほの です。
人生がときめく片づけの魔法2
ただの片づけのノウハウ本ではないのは、
前著「人生がときめく片づけの魔法」でわかりました。
では「人生がときめく片づけの魔法2」は、どんな内容なのでしょう?
著者の近藤麻理恵「こんまり」さんは、
こうおっしゃってます。
前著(人生がときめく片づけの魔法)が「片づけはマインドが9割」という考えのもと、「まずは『捨てる』を終わらせる」ための本であるとすれば、
今回(人生がときめく片づけの魔法 2 )は「ときめかないモノを手放したあと、理想のおうちやときめく暮らしをどうやって実現するか」をテーマに書いた本といえます。片づけで大事なのは「何を捨てるか」ではありません。
人生がときめく片づけの魔法2 はじめに より
「どんなものに囲まれて生きたいか」です。
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まずはシリーズ1が気になる方は、
こちらの記事も参考にしてください。
著者「近藤麻理恵」さんはどんな人?
片づけコンサルタント。
5歳から『ESSE』などの主婦雑誌を愛読。
中学生のときに本格的に片づけの研究を始め、大学在学中の19歳のときにコンサルティング業務を開始し、独自の片づけ法「こんまりメソッド」を編み出す。
2010年に出版した初めての著書
『人生がときめく片づけの魔法』が世界40カ国以上で翻訳出版され、シリーズ累計1000万部を超える世界的大ベストセラーに。
「KONDO」という言葉がアメリカでは「片づける」という意味として使われるようになるなど、社会現象となる。
2015年、米『TIME』誌で
「世界でもっとも影響力のある100人」に選出され、活躍の場を海外に広げている。
2019年よりNetflixにてスタートした冠番組
『KonMariー人生がときめく片づけの魔法ー』が190カ国で放映されている。
現在は、こんまりメソッドを使った片づけレッスンを提供する
「こんまり流片づけコンサルタント」を育成し、日本を含め世界30カ国以上で活躍中。
また、片づけを終わらせてときめく毎日を送ることを目的にしたオンラインサロン
「人生がときめく片づけの魔法研究室」を主宰している。
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著者の近藤麻理恵(こんまり)さんは、小学生の頃から神社が好きで、5年間ほど巫女として働いていたことがあるそうです。
「人生がときめく片づけの魔法2」ピックアップ要約
第1章 ときめく感覚を身につける
「片づけ」と「掃除」の違いについて。
この二つは全くの別物だと著者は言います。
片づけは「対モノ」で、
掃除は「対自然」であると。
モノが増えたり散らかったりするのは、自分の責任。
片づけは、自分と向き合う行為。
ほこりなどの汚れがたまってしまうのは、自然の摂理。
掃除は自然と向き合う行為。
片づけは心を整えることで、
掃除は心を清めること。
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片づけと掃除の違いが明確!
おうちをきれいにしようと思ったら、まずは掃除の前に片づけをする。
片づけを終わらせないまま掃除をしても、おうちが本当の意味できれいになることはない。
ときめくかどうかは、頭で判断するのではなく、ハートで感じること。
ときめくというのは、自分を幸せにしてくれるものたちのこと。
「うっとりする」
「かわいい」
「ワクワクする」
「安心する」
「便利」
「しっくりくる」
「役に立ってくれている」
第2章 ときめくおうちのつくり方
人を惹きつけるモノの魅力には3つの要素がある。
①先天的な魅力(モノ自体の美しさがどれくらいあるか)
②後天的な魅力(モノにどれくらい愛情が注がれてきたか)
③経験値(モノとしてどれくらい歴史や貫禄があるか)
大好きなときめくモノにめいっぱい愛情を注いで、家の中をときめき空間にしよう。
人に大事にされ、愛されてきたモノには、気品と風格が宿るようです。
「こんな部屋で暮らしたい!」という理想の暮らしをイメージすると、
片づけのモチベーションが上がる。
捨てることだけが片づけではない。
ときめくものを残し、飾る。
ときめく毎日を送る。
これこそが片づけの真の目的。
おうちの中に「ときめきマイスペース」をつくろう。
自分だけのパワースポットになる。
第3章 モノ別・ときめき収納法のすべて
モノを収納するうえで大切なことは、
「素材を意識する」こと。
モノは素材によって空気感が違う。
素材別に収納しよう。
どこに何が入っているかがわかりやすく、
モノが心地よい状態になるように収納する。
収納4原則
「とにかくたたむ」
「立てる」
「同じカテゴリーのモノは集める」
「四角く仕切る」
こんまり流「ときめくたたみ方」について。
基本的には「ツルンとした長方形」になるように。
*図解つきで詳しく書かれています
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衣類の収納のたたみ方は、
お店のディスプレイのたたみ方とは違うのね・・!
衣類のVIP「ブラジャー」
貴重品のVIP「お財布」
この2大VIPを別格に丁寧に敬って扱う。
すると、不思議なことに他のモノの扱い方もグッと丁寧になってくる。
アクセサリーは「ディスプレイ収納」がおすすめ。
ジュエリーショップのような感じで、楽しく、見た目の綺麗さにこだわって、最高にときめく収納にしよう。
メイク用品は「ときめき第一」
収納の見た目をよくしてあげる。
すべてのアイテムがひと目で見渡せて、取り出しやすいように立てて収納する。
メイク用品とスキンケア用品は分けて収納する。
洗面所は「公の場」
下着は置かない。
トイレこそ「見た目が命」の収納に。
ここが汚かったら一発アウト。
「片づける」というより「ときめくトイレ」にする。
ユニットバスは「清潔感が命」
掃除がしやすいよう置きっぱなしのモノがないように。
玄関は「風通しよく、軽やかに」
靴をごちゃごちゃ出しっぱなしにしない。
飾りつけは「大好きなものを少しだけ」がポイント。
収納とは、おうちの中にきれいな虹をつくること。
同じカテゴリーで分けたモノのつながりを感じて、グラデーションに収納していく。
自分のときめき感覚で、自分にとってもモノにとっても自然な状態になるように収納しよう。
収納は楽しい作業です。
第4章 キッチンはこうして片づける
キッチンは「掃除のしやすさ」
「使いたいものがサッと取り出せる」ことより、
「掃除のしやすさ」を優先させる。
掃除がしやすくて、いつもピカピカのキッチンにいると、
棚の中からモノを取り出すストレスは気にならなくなる。
キッチンの3大カテゴリーが分散しないように収納する
①食べる道具(食器やカラトリー)
②つくる道具(調理道具)
③食べ物(食材や調味料)
水を使うシンク下は、
湿気に弱い調味料や乾物などの食品系を収納しないようにする。
引き出物などの食器は、日常使いの食器にする。
後生大事に保管するのをやめる。
「使うのがもったいない」なんて言っていることこそ、もったいないのだから・・
キッチン小物のVIPは「カラトリー」
お箸、スプーン、フォークなど、私たちの口に入れるモノ。
体のデリケートな部分に直接触れるモノほど「格上」扱いにする。
プラスチックよりはラタンなどの天然素材の箱などにふんわり収めてあげよう。
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お箸、スプーン、フォークたちが
VIP扱いだったなんて・・!
お菓子づくりに使うものは、趣味の道具に近い。
ときめきグッズとして収納しよう。
キッチンはシンプルを目指さなくてよい。
モノの場所さえ把握できていればよい。
おうちのキッチンは、
つくっている人が楽しく料理できる空間であればよい。
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掃除しやすく、楽しく料理できる場所にするってことね。
第5章 人生に片をつけるということ
「家族みんなで家族の写真の片づけをする」
著者、近藤麻理恵さんが「今までで一番楽しい片づけ」と言えるほどの経験だったそうです。
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妹さんと一緒に、ご両親にアルバムを作ってプレゼントされたそうです。
大事なぬいぐるみの「コロちゃん」とお別れしたときの経験をもとに、
「気がこもっていそうなモノ」を手放すときの方法も書かれています。
捨てにくいものは、少しだけていねいに、供養する気持ちで手放す。
「紙袋」+「お清めのお塩」で処分する。
他人を変えることはできない。
他人に片づけを押し付けてはいけない。
自分と違う価値観の人を受け入れられるようになって初めて、片づけの完了といえるのかもしれない。
モノの片づけが本当に終わると、次にやりたいことや、自分がするべきことが見えてくる。
人に文句をつけているヒマなどないのだ。
家族が片づけをしたくなったとき、
教えてあげられる一番のことは「洋服のたたみ方」
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家族のコミュニケーションに役立って、
おうち全体が片づいていくそうです。
著者こんまりさんが、家族でお花見🌸をした時、
お母さまが桜柄のグラスを用意してくださったそうです。
「かわいい桜柄のグラス」が「やさしさのこもった大切なグラス」に変わり、
「モノに思い出を染み込ませながら生きる。そんな生き方をしていきたいな」
と思うようになったそうです。
私が好きで着ている洋服も靴も、もちろん大切なモノに違いないのだけれど、大切な人たちとの思い出を持ったモノに敵わないことを知りました。
人生がときめく片づけの魔法2 第5章より
思い出の染み込んだモノは、
大切な時間を鮮明に記憶に残してくれる。
いつかグラスが割れてなくなったとしても、いつかそのグラスのお役目が終わって「ありがとう」といってお別れする日がきたとしても、お花見の思い出は私の中にしっかり残っていくんだなあと思います。
人生がときめく片づけの魔法2 第5章より
モノは自分の分身。
でも、モノがなくなっても、思い出や記憶は永遠に残る。
「人生がときめく片づけの魔法2」読書感想・心に残ったところ
今、片づけ祭りをしています。
先日、29年使っていたダイニングテーブルとお別れをしました。
カントリー調の木製のダイニングテーブルセットで、デザインも色調もお気に入りのものでした。
家族の誕生日、クリスマスなど、
ダイニングテーブルを囲んで過ごした大切な時間。
家族の思い出をたくさん吸いこんでいるテーブルでした。
こんまりさんが、
思い出のつまった大切なぬいぐるみの「コロちゃん」を手放したときの気持ちがよくわかります。
捨てずにとっておいた方がよかったかなと思うこともありますが、
“ モノがなくなっても、思い出や記憶は永遠に残る ”
これも真実です。
「ありがとう」という気持ちは、
手放すことで、より鮮明に感じます。
まとめ・著者からのメッセージ
細かい収納テクニックは世の中にたくさんあるけれど、それでもやっぱり
「片づけはマインドが九割」だと、私は思います。片づけとは、結局、自分を見ることです。
(中略)
片づけは、過去の自分を否定することではなく、
人生がときめく片づけの魔法2 おわりにより
今の自分を認めてあげるためにこそ、するべきなのだと思います。
「だからやっぱり、1日でも早く、モノの片づけはおわらせてください。」
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